どんな最新医療でも、何の病気なのかが判明できなければ役に立ちません。
当院では、まず動物としっかりと向き合い、
何の病気なのかを判明することを最優先に、治療を行っています。
また、動物たちがリラックスして治療を受けられるように動物たち、
そして飼い主様とのコミュニケーションを大切にしています。
新しい病気が見つかると、まずそれをご家族に理解していただかなくてはなりません。
しかし、中には難しく予期していなかった病気で、すぐには理解していただけないこともあります。
爪きりに来院されて、聴診したら心臓病が見つかったときなど、「なぜ?うちの子が?」と パニックになってしまうでしょう。こうした場合でも落ち着いて、しっかりと現実を見据えていただき、動物にとって良い方向に進むためにどうしたら良いかを、しっかりと説明させていただいています。
そのため1つの診察が長引いてしまうことがありますが、こうした理念に基づいてインフォームドコンセントを 行っている為ですので、何卒ご理解ください。
当院HPをご訪問いただき有難うございます。
よくあるご挨拶は当然のことですが、私が一番大事に思っていることは、とにかく“良く知っていただくこと!”です。
よく分らんから、先生にお任せしますという方もいますが、今はインターネットも発達し、色々調べてから来院されたり、帰ってからお調べになる方も多いです。
私は話が少し長いところがありますが、よく聞いていただき、何度か通っていたら、その病気については、先生も顔負けなくらい色々知っている飼い主さんを作っていくことが、私の願いです。
現在、もっとも多いのが、アレルギー疾患(皮膚科、耳科)、腫瘍、各種内科疾患(心臓、肝臓、腎臓その他)ですが、どれも簡単な説明で済むものは少なく、完治しない病気では、長年に渡っての治療、管理が必要になります。
そんなときに一番長い時間動物と一緒にいる飼い主さんが、一番の主治医であり、看護師なのです。ですから、動物病院の先生だけ色々知っていて、飼い主さんは病気のこと、薬のこと(何の薬を飲んでいるか知らない・分からない等)をよく知らないなんてことは動物たちにとって大変不利益だと思います。
当院では、今ある限りの知識と技術をできるだけ多くの動物たちに提供することと、飼い主さんに知っていただくことを願っています。 どんな些細なこと(病気のこと、飼育に関すること、薬、治療費等)でも、お気軽にご相談ください。